HxH

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『…ひっ!』
あ、危なかった、叫びそうになったよ

朝目が覚めると手の違和感と人の気配に気付いて
手元に目をやると黒の長い髪の毛がベットの上に広がっていて本当に怖かった


すぐにそれがイルミなんだと分かって
口から息が漏れたただけで済んだ



そ、それにしても何でここにイルミが…
というかこの、私の手に被せられてるこの手は…


じっとその手を見てると恥ずかしさで今からでも
窓が割れそうなくらいの高さの声で叫べそうだ。




それにしても…なんで顔が見えないんだ…
悲しい事にイルミの顔は私とは間逆の方を向いている。

見たい!!


『イ、イルミー…』

名前を呼んでみても案の定反応はない、
何度か呼んでみたけど同じだった。

仕方ない、諦めよう



「もう呼んでくれないの?」
『うわ!お、起きてたの!?』

「初めから」


なんてベタな…
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