HxH

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『え、いいの!?』

「もちろん、名前のために作ったんだから」



昨日、フェイタンに聞くとあっさり了承を得た
むしろなんでいちいち聞いてくるんだと
めんどくさそうに溜息をつかれたくらいだった。

それでも、せっかく鍛えてくれるって言ってもらえたし…

と考えた結果、もう1日だけ鍛錬することにした。


その間イルミには申し訳なけどココで待っててもらうことにした

ヒソカにはイルミから電話しておいてくれるらしい。



そんなこんなで、組手の相手をシャルにお願いしに来たところで、冒頭の会話。




『どこの馬の骨とも分からないこんなヤツに…!シャル〜ありがとう!』


ほとんど会話もなくて
仲間とも思われてないかも
なんて思ってたけど、どうやら違ったらしい
私にモバイルを作ってくれていた。

「あ、そうそう!ネットとかもちゃんと繋がるからね」

いや、でもさ、どうやって…いや、聞かないでおこう


『ありがとう!本当に!思ってた以上に良い人だった!
てっきり嫌われてるのかとばかり…!』

「ええ!?そんなことあるわけないだろう?
団員が認めたんならもう仲間だよ。それにちゃんと俺も認めてる」

良い人だ…!


「それで、名前は何しに来たの?」

ああそうだ、忘れるところだった

『組手してください!!』

不意打ちの言葉だったのか
目を丸くしている

「いや、いいけど俺そんな強くないよ?」
裏方の人間だし
と付け加えられる


でも、いざとなれば闘うじゃないか

とも思ったけど

『ならさ、アドバイスください!』

「え」
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