オビト原作沿い中編
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□巻ノ十一
限定月読編。
もしもなんて無い事は分かっているのに
□巻ノ十二
幻に触れた瞬間
全てが夜へ溶けて私は一人。
□巻ノ十三
冷たい瞳に映る熱を帯びた夜の風
二人時を忘れ見つめ合うの
□巻ノ十四
肌を重ねる程ぬくもりが
優しさが私を壊す
□巻ノ十五
白より真っ白な心で
あなたがわたしだけを
□巻ノ十六
全てを壊しどこまでも
あなたと堕ち交じりたいだけ
□巻ノ十七
触れる指、壊れた心
裏切りに咲く華
□巻ノ十八
偽りのない世界の果て、面影抱き手を伸ばしても
心許せば破滅を呼ぶと解っている
□巻ノ十九
積み重ねた嘘より
唯一の想いだけを見せて欲しい
□巻ノ二十
真実を失ったその時、
意識の先で聞こえる悲鳴。
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