原作沿鼬長編弐

□巻の47
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イタチに抱きしめられたまま
ゆっくりと時間が過ぎていく。




ずっと求めていた温もり……
懐かしい匂い。
とても安心する鼓動…






ん…?何か……おかしい……
心音が…、不規則……












『イタチ…?』



鼬「…くっ……」



『………!?』















イタチは苦しげな顔で胸を押さえる。












『い、イタチ!?どうしたの!?』



鼬「…ハァ、ハァ……ぐわぁあぁ!!」



『ちょっ…大丈夫!?』






















服の胸の辺りを掴んで悶え苦しむ。

















鼬「ぐっ……げほぉっ!!」




『………っ…!!』











イタチが血を吐いた。
あまりにも突然の出来事に寧々は気が動転している。



















『イタチ!?ねぇ!どうしたの!?』



鼬「くっ…ハァ、ハァ…」












どうしよう…イタチが……
イタチに、何があったの……!?















鼬「寧々…っ……」




『………!!』



鼬「サソリ、さん…を……呼んで、くれ……」



『!!わかった!』


















部屋を飛び出しサソリのチャクラを探知する。
未だチャクラが回復しておらず黒呪眼の能力で探知をすれば
意識が朦朧とするが今はそれどころじゃなかった。
覚束無い足取りで必死にサソリの元を目指した。
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