原作沿鼬長編弐

□巻の44
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リーダーにイタチが指名される。
イタチは無表情のまま返事をした。
そんなイタチの耳にリーダーは口を寄せ小さな声で呟いた。




















痛「天照や月読を使え」




鼬「……何故ですか」




痛「アイツの写輪眼がどれだけのものか試しておきたい」




鼬「……わかりました。」















イタチは乗り気ではないものの
リーダーの指示には逆らえないので
渋々寧々の前に立つ。











『こうして戦うのも、久しぶりね…』




鼬「そうだな、ちゃんとやり合うのは…中忍試験依頼だな」




『……あの頃みたいなヘマはもうしない。』




鼬「今更されても困るな。それに…」




『………?』




鼬「今のお前は昔のお前ではないんだろう?」




『……!フフ…、でもそれは、アナタもでしょ?イタチ…』















写輪眼で見詰め合う二人。
イタチが写輪眼を投げれば
寧々は手を翳し晶遁・乱舞狂晶で
投げられたそれを阻止する。





手裏剣と水晶が激しくぶつかり合う。
しかしどれも相打ちで決定的な攻撃はない。








鼬「相変わらず手裏剣は使わないんだな。」



『だってイタチに手裏剣術は敵わないもん』



鼬「……フッ…」



『……っ…!?影分身!?』









イタチは、あの打ち合いの中で印を結び
影分身を作って寧々の後ろに立たせていた。
















まさか影分身が作られているとは思ってもいない寧々は
イタチの影分身に拘束されてしまう。















『くっ……!』





鼬「油断したな…寧々。」





『……はあぁぁあああああぁ!!』






鼬「………!!」
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