原作沿鼬長編弐

□巻の36
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自「ちょうどいい、お前ら3人はここで…ワシが始末する!」








イタチに腕の骨を折られ
その場に倒れていたサスケは
フラフラと立ち上がった。








サ「…手ェ出すな……」




鳴「!」



自「………!」



サ「…こいつを殺すのは…オレだ…!!」







痛みに耐え息を切らしサスケはイタチに向き直る。










鼬「……今、お前などに興味は無い!」



『………。』




サ「………!」












イタチはサスケの腹を蹴る。
衝撃でサスケは壁に強く叩きつけられる。









サ「ぐあっ!」



鳴「サスケ!!」








サスケはそのまま力なく倒れる。










鳴「ちくしょうがぁ!」



サ「ナルトォ!!!手ェ出すなつってんだろが!!!」



鳴「!」














サスケはナルトの援護を拒否する。
しかし、サスケの腕は小刻みに震えていた。












鼬「………。」



『イタチ、サスケはもう…印すら結べない……』



鼬「あぁ、わかっている」









サスケを気遣って寧々は
イタチに忠告する。
彼女はイタチが心を痛めながら
戦っていることをわかっていた。











サ「これはオレの戦いだ!!!」



鼬「………。」



『……っ…。』



自「(復讐か…)」













イタチはサスケにゆっくりと歩み寄る。














サ「上等だァアアアア!!!」











サスケは立ち上がるが
イタチに腹を殴られる。
もはや手も足も出ない。










サ「ぐっ!!」











な、何で…














サ「ぐあっ!!があっ!!かはっ!!」















あの時から…
少しも縮まらない……








この差は何だ…?














何度も何度も殴られ蹴られ、
サスケは声を上げて血を吐き続ける。












寧々はただ二人の横で
それを眺めるしかなかった。















鮫「容赦ないですね…」




鳴「ぐっ……」





自「………。」











サスケは遂に立つことも出来なくなってしまう。
イタチはサスケの首を掴んで壁へと押し付けた。










サ「はぁ…はぁ……」
















今までオレは…
何をしていたんだ!?













…一体……
    オレは………
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