原作沿鼬長編弐
□巻の33
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鬼鮫がアスマに放った水鮫弾は
まるっきり同じ術によって防がれてしまう。
鮫「私と同じ術…!」
ア「なんでお前まで出てくんだっつーの」
カ「いやーさっきは二人にお願いしちゃったけど…」
アスマの前にカカシが1人、
紅の前にもカカシが1人。
カ「ま!気になるじゃない、やっぱ…」
紅「影分身…」
鼬「はたけカカシ…」
イタチとカカシは写輪眼で
睨み合う。
カ「(あの眼は昔のまま……とはいえ、真の写輪眼継承者…最悪の事態も想定しておかなきゃならないな…)」
鮫「これは驚いた…道理で私の術を…。本当にイタチさん以外にその眼を持ってる輩がいたとはね…、名は確か…コピー忍者のカカシ」
カ「驚いたのはこっちだよ。茶屋で怪しい奴らが居たんで誰かと思ってたら……まさか、うちはイタチと、…霧隠れの怪人、干柿鬼鮫とはね」
鮫「これはこれは…私の名まで。光栄ですよ」
カ「なるほど、“霧の忍刀七人衆”の一人、そのデカイ刀が“鮫肌”というわけか」
鮫「ククっ…再不斬の小僧はアナタとやり合ったと聞きましたが…?」
カ「……あぁ、」
鬼鮫はカカシが再不斬を殺したことを理解した。
鮫「クク…削りがいのある方だ…」
鼬「よせ、鬼鮫。」
鮫「!」
ア「!」
紅「!」
カ「!」
鼬「……お前がその人とまともにやり合えばただでは済まない……それに時間をかければ他の忍がここに駆けつけるだろう」
鮫「しかし…」
鼬「目的を見失うな、お前はここに手傷を負いにきたわけじゃないだろう」
カ「その目的とやらを聞こうか…」
鼬「………」
カ「………」
イタチとカカシは再び睨み合う。
鼬「探し物を見つけに来ただけです…」
カ「………探し物…?何だそれは…?」