原作沿鼬長編壱
□巻の6
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あの会合の日から1ヶ月ほど
経った日のこと。
一週間ほど前に寧々は
暗部への入隊が決まった。
今日はイタチと寧々
二人揃っての久々の休日だ。
二人で過ごす時間も最近ではあまりなかった。
今まで擦れ違っていた時間を埋めるように
二人は特に何をするわけでもなく
ただ二人、一緒にいられる時間を
楽しんでいた。
鼬「寧々…髪、伸びたな」
『そう?あんまり気にしてなかったけど…』
鼬「結構伸びてるが…気付かなかったのか…?」
『んー、じゃあそろそろ切ろうかな』
鼬「だめだ。」
『…は?だって伸びたって…イタチが……』
鼬「せっかく綺麗に伸びたんだ……もう少し伸ばせ」
『う…うん///』
イタチがあまりにも優しく笑うものだから
私は照れてしまって、
何も言えなくなった。
鼬「オレは髪の長い寧々の方が好きだぞ」
『え…///ありがとう……もう少し伸ばしてみるね。』