原作沿鼬長編伍

□巻ノ122
1ページ/4ページ









兜「!」

鼬「………」

兜「僕の結界をも通り抜け…、よくここがわかったね」

鼬「お前に操られている間、お前のチャクラがどこから来ているかはハッキリ感じていた」




























寧々とサスケの前から
姿を消したイタチは
洞窟の中で穢土転生を操る
カブトのもとに居た。
イタチはカブトの結界の中に
入り込んだのだ。

































鼬「…これも術のリスクだ。覚えておく必要は……もうないがな」

兜「…勉強になったよ。この術を跳ね除けるような奴はまずいないから、そう心配はしていなかったからね」

鼬「………」

兜「あぁ、代わりに覚えていて欲しいことがあるんだ」

鼬「?」

兜「この穢土転生の術は僕を殺しても止まらない。けどこの術を止められるのは僕しか居ない。」

鼬「………」

兜「つまり、君は僕を殺せないのさ、僕が死ねば二度とこの術は止めることができなくなる。ククク…」
































カブトはイタチを
嘲笑うかのように
喉をクツクツと鳴らし笑った。

































サ「…まだか?」

『そう焦らないで、』

サ「………」

『…私だって元暗部なんだから、これくらい…、!』

サ「!」

『…ほらね、結界が解けたでしょ』




















寧々は岩場に張り巡らされた
結界を解いた。
途端、岩場だった景色が変わり
穴の開いた洞窟が見える。



























『…ここは、』

サ「…イタチの気配は?」

『…この中よ、けど、あっ、ちょっと待って』

























サスケは寧々を抱え
強引に洞窟の中へと足を進める。































兜「アハハハハハ!!運が回ってきたどころじゃないみたいだね、この僕は!!」

鼬「……思うようにはいかないものだ、まったく…」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ