原作沿鼬長編肆

□巻の96
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斑「話でもどうだ?うずまきナルト」



ナ「!!?」













宿で寝そべっていたナルトの背後に
突然マダラが現れた。




















ナ「て…てめーは!!」

























ナルトは素早く起き上がり
マダラに向かって螺旋丸を放った。




















斑「やめておけ。うずまきナルト。」



ナ「なっ!!?」




斑「術を放てばコイツが傷つくことになる」
















マダラの腕の中には
寧々の姿があった。


















ナ「寧々の姉ちゃん…!」



『くっ…』



斑「それに、オレに術が効かないのは知ってるだろ」




『!』



斑「!」



ナ「!?」


















その刹那、マダラと寧々は
木の蔓により体を拘束された。
足に拘束の術式を負っている寧々は
自力では立つ事ができず、木の蔓に
拘束されたままその場に座り込んでしまった。







一方ナルトは木の柵へと
隔離されている。



















ヤ「ナルトはじっとしてなね」













その術を放ったのはヤマトだ。

















斑「…さすが……写輪眼のはたけカカシだ。……速い。」



カ「そう簡単にナルトに手は出させやしないよ。うちはマダラ!」

















カカシはマダラの背後から
雷切を突きつけていた。











カ「……寧々…、」




『………。』




カ「(足……何かの術式か?)」

















寧々の背後にはカカシの影分身。























斑「だったらさっきのオレの台詞は聞いてるだろ。このうちはマダラには一切の攻撃は通用しないと。」



カ「やはり…うちはマダラか…!?」



ヤ「アナタが体を消しているのか霊体化しているのかはわからないが…ナルトを捕まえる時は体を実体化する必要がある。でなければナルトを掴むことは出来ない。だからそこを狙う。もうここはボクのテリトリーだ。」




斑「ククク…オレは別に簡単に行くとは思ってないよ。オレにも計画ってのがある。それより今は話がしたい。だから寧々を連れて来た。」



『………私は言うことなんて何もないわ。』



斑「…まあそう言うな。嫌でも黙ってられない話だ」



『………。』



カ「…話だと?」



斑「そうだ。ペイン長門を裏切らせたものは何なのか?ナルト……お前に興味が出た。」



ナ「そんなのはどうだっていい!てめェはサスケと寧々の姉ちゃんのことをどうするつもりだ!?サスケのことを教えろ!!」



『………。』



斑「…サスケねェ…」



カ「………。」


ヤ「………。」



斑「いいだろう。なら話してやる。忍世界の憎しみ、恨みに骨の髄まで侵された男。うちはサスケの話を!」
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