原作沿鼬長編参
□巻の70
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ナ「!!」
桜「あれは…サスケくんのお姉さん…!」
ナ「寧々の姉ちゃん…」
チ「寧々…?あの黒木一族の末裔の娘か…?」
桜「寧々さんと……だれ…?」
カ「…いきなりですか……」
チ「こやつら…あの眼…」
カカシ率いる木の葉第七班と砂のチヨの前に
寧々とイタチが立ちはだかる。
ナ「うちは…イタチ!」
桜「(こ…この人が…うちはイタチ!)」
チ「イタチ…ほう、こやつがあの一族皆殺しのガキか…」
鼬「久しぶりですね、カカシさん…ナルトくん」
桜「(この人がサスケくんとナルトを苦しめてる人…)」
『ずいぶん成長したわね、ナルト。けど…成長したのは見た目だけだったりして…ふふっ』
ナ「こんにゃろー…」
鼬「………。」
ナ「オレだけじゃなく我愛羅まで!!オレがお前らぶっ潰してやる!!」
イタチが印を結ぶ。
カ「!!みんなあいつの眼を見るな!!危険だ!!」
「「「!?」」」
桜「じゃあどうしろってゆーの!?」
カ「体や足の動きだけで奴の行動を判断するんだ。イタチの幻術は瞳術。つまり視覚でハメるタイプだ。眼さえ合わさなければオーケーだ」
チ「黒木の娘…あやつも何か厄介な力を持っているのじゃろう?」
カ「……あいつはかなりの厄介者です。甘く見ない方がいい。そして、寧々の体に傷をつけては駄目だ!!」
桜「傷つけちゃ駄目って…どういうこと!?」
カ「あいつの血液は黒死血と言って血継限界だ。それはかなり危険で少しでも体内に入り込めば体が拒絶反応を起こして跡形もなく爛れ死ぬぞ!!」
ナ「………。」
カ「それに氷遁と晶遁、血継淘汰も持ち合わせている。気を抜けばやられるぞ」
チ「氷遁と晶遁…それに写輪眼まで…一体どうなってる?」
カ「うちは一族と黒木一族の混血です。」
チ「……ほう、なるほど」
カ「兎に角寧々に傷をつけないよう倒せ…!」
桜「それってかなり難しいような…」
チ「写輪眼を相手にするのは久しぶりじゃがの。…そう、驚嘆することもない。この瞳術とやり合うにはいくつかの戦術があっての…」
ナ「どうすんだってばよ!?」
チ「“一対一なら必ず逃げろ”“二対一なら後ろを取れ”じゃ」