原作沿鼬長編参

□巻の61
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呪術縄は寧々へと放たれる。









『!!?』



「ワタシヲ殺シタノ…アナタハ許サナイ」


蠍「クソッ…!」


『!!』












サソリは寧々の前に立ち自らの身を盾に彼女を守った。
その為サソリの体は呪術縄で拘束されてしまった。










『サソリさん!!』




蠍「チッ…」



「何故…庇ウノデスカ」



蠍「てめぇには関係ねぇ。…行け、寧々!!」



『……!!』



蠍「早く行け!!」



『や、だって…、だって…!』















サソリは呪術縄で拘束されたまま巻物を開き大量の傀儡を口寄せした。










「オ人形サン遊ビヲハジメルノデスカ?」




蠍「ククク…遊びで終わるレベルじゃねぇぜ」



『!!』












傀儡の1つが寧々の体を掴み上げる。








『!!サソリさん!!?』




蠍「お前は先に行け。オレは必ず追いつく。」



『や、待っ…!!』



蠍「お前を信じてる」












サソリが指を1本動かした瞬間、寧々を掴み上げていた傀儡が
寧々を東の方向手…
つまりカブトのアジトがある方へと投げ飛ばした。












「黒木寧々!!待チナサ…!」



蠍「てめぇの相手はこのオレだ」



「!!」









サソリは指を動かし傀儡を操る。









「仕方ナイワ。スグニ片付ケマス」




蠍「ソォラァ!!!」











サソリが操る傀儡は毒仕込みの武器を持ち、敵に迫っていく。





敵は呪術縄でサソリと繋がっている為身動きが取れない。





ここでサソリを開放してしまえば手間がかかるから
離すわけにはいかなかったのだ。









「……小賢シイ…!!」














自らの体とサソリを繋ぐ呪術縄に触れもう片方の手で片手印を結ぶ。










蠍「!!」




「フフフ…」
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