原作沿鼬長編弐
□巻の43
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案の定、雷遁では風遁を防げるはずもなく
寧々は竜巻に吹き飛ばされてしまう。
角都は寧々の雷遁を
多少喰らったが体に傷はない。
そして角都が倒れる寧々の前に立ちはだかった瞬間…
『もらったァ!!』
角「…ぐっ……!?」
黒呪眼で身他能力を上げ
もの凄い速さで角都の懐に入る。
そして水晶の針で5つの面を貫いた。
角「お前……まさか…!?」
『そう、風遁に雷遁が劣っていることはわかっていた。しかし、雷遁は土遁に強い…』
角「はなからそれを狙って…」
『体を硬化する術、アレは土遁でしょ?』
角「くっ…」
『アナタの負け…』
5個の面を貫いていた水晶の針はスゥッと消える。
角「なかなか、頭が良いな…。オレの相方とは正反対だ」
飛「オイ角都ゥ!オレを馬鹿だって言いてェのかァ?」
角「そうだ。」
飛「くゥウウゥゥウ!!腹立つゥ!でも否定できねェ!!」
痛「わざと術を喰らったとは、面白いな」
『それしか方法がなかったので』
痛「それにしてもやるな、寧々。後は…イタチだけか」
『……リーダーは?』
痛「オレは戦わない。俺たちが本気でやればこの辺一帯が無くなってしまうだろう」
『……まぁ。』
痛「ってことで、イタチ。最後は頼んだ」
鼬「はい。」