オビト原作沿い中編
□巻ノ三
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「組織の中で、俺はトビと言う名で呼ばれている。正式なメンバーではない」
マダラに連れられ、
イタチと共に暁のアジトへと向かう道中
マダラが二人に忠告を入れた。
「大した術も持たない、暁の見習い小僧と言ったところだ。お前たちも、今後そう接しろ」
鼬「何故正体を隠す」
「うちはマダラが生きていると知られたら色々と面倒だからな。」
鼬「………」
「これから会わせる暁のリーダーは俺の正体を知っている」
『アナタがリーダーじゃないってこと?』
「…そうなるな。だが、裏でリーダーを操っているのはこの俺だ。ねねこ、お前は俺に従っているだけでいい。」
『………』
それからは何も言葉を交わす事無く
二人は暁のアジトへ到着する。
「あら、イタチくんじゃない。お久しぶり」
鼬「…大蛇丸さん!?」
大「それと、うちはねねこね…まさかあなたがこんなところに来るとはね」
トビ「あー!そういえば三人とも同郷でしたねぇ!!懐かしの再会っすかぁ!!」
大「噂は聞いたわ、やっぱりあなたもこちら側の忍だったのね。」
鼬「こちら側?」
大「里とか一族とか仲間とか、そういう縛りを邪魔だと思う忍よ…」
『…イタチくんは、そういうつもりじゃ、…!』
鼬「………」
イタチはねねこの前に静止の手をやる。
『イタチくん、』
鼬「いいんです、俺たちは里を抜けた犯罪者ですから」
『………、』
大蛇丸との再会も程々に
次はリーダーの元へと連れられる。
薄暗い廊下を静かに歩く。
斑「大蛇丸には気を付けろ。イタチは勿論、ねねこもな」
鼬「…そんなことはわかっている」
斑「あいつはうちは一族に強い興味を持っている。」
『そんなこと言われても、私じゃ大蛇丸には敵わないわ』
斑「…安心しろ、お前には手を出させん」