原作沿鼬長編壱
□巻の23
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とある小国の神社にイタチと大蛇丸の姿。
大蛇丸はイタチの幻術により
身動きがとれなくなっていた。
蛇「まさかこの私が…金縛りの幻術に……」
鼬「………」
蛇「何という瞳力…すばらしい……」
そう、転生の儀式の為に
大蛇丸はイタチを狙ったのだ。
だが、イタチには全て見透かされていたため
大蛇丸が大きな行動に出る前に
イタチが先に大蛇丸に攻撃を仕掛けた。
イタチが支配する幻術世界の中で
大蛇丸は数本の杭に刺されている。
そして、体の動きを操られ
自ら、左手を切り落とした。
現実世界でも、大蛇丸の腕は
切り落とされている。
蛇「くっ……」
鼬「大蛇丸…お前の如何なる術もこの眼の前では何の効力も持たない。」
転生の儀式の器にイタチを狙ったが
大蛇丸はイタチに敵うことはなかった。
イタチは大蛇丸よりも
遥かに強かったのだ。
ある日の任務帰り寧々は火影室に呼び出された。
暗部の面を外し火影の前に跪く。
火「寧々よ、」
『今は、闇水晶です。』
火「そうじゃったな…、しかし、ここからは暗部としては動いてもらわぬぞ。」
『………』
火「大蛇丸は、知っているじゃろう？」
『はい。』
火「奴は数年前に暁というS級犯罪者組織を抜けている。」
『暁？』
火「最近、よく耳にするのじゃが…各国のS級犯罪者が集まって出来た組織らしくてのぉ。組織の目的や構成などはいまいちわかっておらん。」
『………』
火「大蛇丸の話に戻るが…、奴は特別な力を求めて人体実験を繰り返し行っているそうじゃ。」
『人体…実験……』
火「大蛇丸は写輪眼の能力を狙っているらしい。」
『どうしてそんなこと、わかるのですか？』
火「真の写輪眼を扱う、うちはイタチに手を出した、と耳にしたものでな。」
『………！？』
火「だが、大蛇丸はイタチに敵わなかったそうじゃ。」
『…暁という組織にイタチがいるんですね？』
火「然様。真の写輪眼を狙っているのなら…いずれサスケに手を出すかしれないのぉ…」
『………サスケは私が守ります。』
火「………。カカシ、入れ」
カカシが部屋に入ってくる。
火「カカシ、寧々…お前たち二人に任務じゃ。」
『………。』
火「大蛇丸について調べてくれ。」
カ「了解です。」
火「大蛇丸を探れば暁と接触することになるかもしれん。その時は、寧々……頼むぞ…」
『……はい。』