黒子のバスケ

□なかなか言えない一言〜
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(俺は黒子っちが好き.....)
好きのたった一言が言えない。


もしその一言をいったら、
俺と黒子っちのあいだは終を
あらわしてるに違いない。

黒子っちの好きな人が俺だったら
そんな心配もせず、はっきり
言えるはずなのに...

「黄瀬くん?どうしたんですか?」

「えっ...なんもないっスよ!」


(はぁー黒子っちが可愛すぎて辛い...)

自習の時間図書室にて〜






「ねー、黒子っち聞いてもいいっスか?」

「なんですか?」

黒子は読んでた本を閉じ黄瀬の
顔を見上げた。

「えっ....と 黒子っちは今
好きな人とかいるんっスか?」

「......」





「いますよ。」


(黒子っちに好きな人.....)


「黄瀬くん.....」

(......)
なんか辛くて涙が出てきそう...
聞かなきゃ良かったと
後悔した。


「黄瀬くん!!僕は黄瀬くんが好きです」








(.......えっ?)

「えっ?今なんて?」

「だから、僕は黄瀬くんが好きなんです!!」




「ちょっ...えっ?まぢっスか?」

「はい。」

黒子が返事をした瞬間.....
黄瀬は黒子を強く抱きしめた。


「これは夢じゃないっスね...」


(はぁーこれで、俺がずっと言えなかったコトが言える...)



「黒子っち...
俺黒子っちのことが好きっス!!」




(やっと言えたこの気持ち、
最後にうれしいっス!!
ありがとうっス、
黒子っち!!)



END

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