世界一初恋

□winter****
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「寒っ!」

小野寺は会社を出た瞬間
寒さのあまり、体が引き締まった。

(やっぱり夜はほんとに寒いなぁー)

「小野寺ちょっと待て!!」
その声はもちろん高野さんの声

「なっなんですか?」

「ちょっと付き合え!!」
高野はそういうと、小野寺の腕を
ひっぱり車に無理やり連れ込んだ。

「何処行くんですか?」

「いいから。」
高野はだまりひたすら
車をはしらせた。

「ついたぞ!!」


「えっ?あのここどこですか?」


「どこって、山だけど...
山だったら、雪があると思って!!」

見事に雪は綺麗に積もっていた!!

「わぁー.......白い」
小野寺の目は輝いてた!!


「綺麗ですね。」


「だっろっ!!」
そして高野の目もまた綺麗だった!!


「小野寺、俺は世界一
律が大好きだっ!」


「チョッ、急に何言ってるんですか?」

小野寺は顔を赤くした。

「なに、顔赤くしてんの?」


「違いますよ!寒いからですよ」

またまた顔を赤くして
目線を高野からはなした。

(俺はきっと高野さんがずっと
好きなんだと思う。
だからこそ言えない、
俺は高野さんが好きだって
いうことを...)

END

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