めいん*short Nobel

□お化け屋敷で!
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「来てしまったな‥」
「来てしまったねぇ」
「気味悪いっすよ‥」

「ほら!少年少女!定番だろ?お化け屋敷!」

どーんと千鶴は君の悪い屋敷を指した。そう、今日は千鶴の誘いでお化け屋敷に来ている、本当は断っていたが怖いのかとからかわれみんなできていた。もう空気は入る前から暗い。

「‥っわ、私はこわいの好きだから大丈夫だもんっ」
「こえふるえてるぞ、小さいとき泣いて抱きついていた癖に」
「はあ?泣いてなんないしっ!あほ兄貴こそ気絶していたくせに、ああ〜ばかほんとばか」

「はいはい、落ち着いて二人とも‥‥ほいっ」

「くじか‥‥?」

「そ、同じ数字の子と組んでね」
「よし、キドと一緒の組をねがっ‥‥」
「俺は嫌だからな」

酷いよ〜キドと泣き弱になりながらカノは言った。くじの棒を掴みせーのと一斉に引く。因みに俺は七番カノとじゃなければいいが‥‥

「兄貴だけはごめんだわ‥‥六番のひとー!」
「モモと、か‥」
「うそっ!?絶対嫌なんですけど!!」

「はいー四番の方!直ぐに入るよ〜っ!」
「了解っす!先輩とでしたら大丈夫すね!マリーちゃん、先輩がいるから大丈夫」
「は、はい!先輩よろしくお願いします!」
「流石にお化けからまもれないぞ‥‥」

シンタローとモモ、千鶴とセトとマリーに別れた。あれ?てことは‥!

「キド〜っ一緒だね」
「‥‥‥‥‥」

「モモ、変わるか?」
「是非ぜひ!!」
「ちょっとキド〜〜〜っ!! 」

「変わるのは絶対だめだからね?じゃあ、そのくじの下に書いてあるお化け屋敷にいってね〜因みに七番引いた方はドンマイ、一番怖いお化け屋敷らしいよ〜よし、君たちの幸運を祈っているよ、それじゃ」

「はあ??」
「うそーーん‥」

千鶴はにこにことしながらそう告げセトとマリーをつれお化け屋敷に入っていった。‥‥チッ仕組んだなあのやろう。

「絶対仕組んだよね〜これ」
「ま、でもいくしかないのよね‥」

肩を落としモモは言った。そしてくじに書いてあるお化け屋敷に其々向かったのであった。

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