羽山高校

□第3話
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絹与「いいえ、うちの生徒が悪さをしてしまったので私どもの指導が悪かった結果です」
鈴木「一つ訪ねたいのですが、この学校は寮生活ではなかったのでしょうか?」



絹与「そうです、今年から入学式の日は家族との少しの別れということで寮ではなく帰らせているんです」



鈴木「そうでしたか」
鈴木は体を鮫島の方に向けると強引に鮫島の手を引っ張ると抱きかかえた。


鮫島「ちょっと自分で歩けますから」
平河ぼーぜん…


鈴木「これ以上商品に傷がついてしまうと社長も悲しくなりますからね」
絹与「え!?今なんて言いました?」


鈴木「いえ、何でもありません、今日はお世話になりました、失礼します」
鈴木は鮫島を抱えたまま保健室から出て行った


平河「やばくない!?先生?」
絹与「うん」


平河「てか!お姫様抱っこってなんだよ」
絹与「そこ!?」
絹与が驚愕の顔で平河に言う



平河「これ父さんに相談したところで解決しない気がする…むしろ父さんの弟政和おじさんに連絡して解決策練った方がいいかも…」
絹与「そんな相談乗ってくれるの?」


平河「うん。?カバン忘れてるよ…」
絹与「平河君届けてきて」


平河「まじ?」
絹与「まじ!」
平河は鮫島の重たーいカバンを持ち保健室を後にする。
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