ほのぼの系

□枕営業
3ページ/20ページ

「日比谷君もっちょ飲めるでしょ」

部長も呂律回ってないじゃん、解放してやれよ、可哀想に…

「あっ課長もいっぱいいかがですか?」

と取り巻きが俺に気づき来た

俺はいらないです、と笑顔をまき
日比谷に近づいて腕を持ちあげた


「え!?」
驚いた表情の日比谷が立ち上がったが、よろけて俺の胸に倒れてきた

身長いくつだっけ、低いな…

「課長どこに連れて行くんだ?」


「ちょっとトイレまで」

笑顔で言い

トイレに着くと

「大丈夫?具合悪そうだけど」


「あっうっ」

「ちょっ待ってて吐くのか!?」

トイレでゲロゲロと響き渡る


まだトイレで良かったと一安心
心配なので付きっきりで様子を見る

背中をさすり表情を見る

枕営業していると思えないんだよな…


「ねぇ、日比谷って身長いくつ?」


「え?157cmですが…チビって言いたいんですか?」


「え?嫌別に」
特には考えてなかったので言葉を濁す


「じゃ人が気にしていること聞かないでください」


女性陣が言ってたのこれかな…性格悪いな


性格悪いのに枕営業、ヤッてる最中は性格変わるとかかな?


足がふらふらのまま店内に戻って行く日比谷

俺も用済ましたら戻ろっと


店内に戻るとお開きなのか数人しか残っていなかった
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ