ほのぼの系

□枕営業
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居酒屋

ガヤガヤと騒がしい店内で

「ねぇ知ってる?日比谷君ってゲイらしいよ」

「え?そうなの」
と女性陣が内密な話をしていた


「あの顔だったらやっぱり受けかな?」


「確かに可愛いもんね、顔は」


「顔はって話たことあるの?」


「ある、すごい性格悪いよ」


「そうなんだ、それと噂で聞いたんだけど日比谷君枕営業してるらしいよ」


「え、ヤバいねそれ」


「新卒、半年目で契約件数1位なんて普通ありえないよね、赤城さんみたいに性格良くないと無理だよね」


「うん」


「呼んだ?」
と女性陣の中に赤城は入って行った

「あ!赤城さん」

「今俺の話してたよね?なになに?」


「聞いてくださいよ、日比谷君枕営業してるんですって」



「へぇー」

「へぇーってどう思います?」


「それって確か噂だろ?」

「そうですけど、もし本当なら赤城さん見過ごせますか?」


「うーん社長に報告かな」


「ですよね、このこと部長は知っているんですか?」

ちらっと日比谷の方を見る
部長の取り巻きにお酒を次から次へと注がれていた

顔は赤くなり、体調が悪そうに見える


「え?どこに行くんですか赤城さん!!」


俺は立ち上がり日比谷のほうに向かう

グラスを口にあてているものの飲めないという顔になっていた


どう引っ張り出してあげるか…
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