今日は何の日?

□11月6日
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お見合い?イエイエ会合です


やぁ、どうも
沢田綱吉(25)♂
現ドン・ボンゴレです

机を挟んだ前にいるのは
先日代替わりした同盟ファミリーのボス

「それで綱吉さんはどんなご趣味をお持ちで?」

「あ゛ー…趣味ですか?」

なんかお見合い的な雰囲気になってるが
断固として
俺的には会合だ

てか、そんなことよりも!
今日の護衛で後ろに控えている元カテキョーの、俺の最愛のヒットマン様の方が重要だ
さっきから抑えきれていない殺気と
トゲトゲしい、メチャクチャ鋭い視線が痛い

俺だって目の前の奴ぶん殴って帰りたいんだよ!
最近じゃぁ、結構悪どいことしてるみたいだし?
証拠さえ揃えばさっさと潰せるのに〜!!

「ああ…綱吉さんの肌はまるで真珠のようだ…
この肌が朱に染まる瞬間を見てみたい」

手を取られ、一撫でされる
瞬間
服で隠れた場所全てに鳥肌が立った

一瞬
朱=血 と考えたが、超直感によると違うらしい
愛しのヒットマン様からの威圧が倍増したことからも
どうやらこいつは俺を自分のオモチャにしたいらしい…

うぇっ…

ヤバイ
気持ち悪くなってきた

ああ…
隼人!早く来てくれ!
俺が吐く前に!
そしてこいつに風穴が開くまえに!!

「失礼します」

「「!!」」

うおぉ!!やっと来たか!

「大分手こずってしまい…
遅くなって申し訳ありません」

「大丈夫だよ
ご苦労様、隼人」

「出撃の準備はできてんのか?」

「はい!
10代目の合図ですぐに乗り込めます!」

よっしゃあ!
流石俺の右腕!やることが速い!!

「え?あ、の…綱吉、さん…?」

「……おっと」

こいつのことすっかり忘れてたよ
ヒットマン様がため息はいてたけどムシムシ!

「…あなた方ファミリーとの同盟は今をもって破棄させていただきます」

「なっ!なぜで…」

「理由はこれだ」

「!!」

隼人が叩き付けた書類を見るうちにどんどん青くなっていく顔
その顔を笑みを浮かべて見ている俺はきっと悪魔に見えるんだろうな(笑)

「私がそれらを毛嫌いしていることは、当然ご存知ですよね?」

俺のことは何でも知っている
そう、お前は言ったのだから

「てめぇーは先に殺してやるよ」

うっわー
せんせぇーこっわーwww
殺気ガンガンで銃向けるとかこっわーwww

「短い会合でしたが…
そろそろマジでてめぇーの顔に吐きそうだったんでマジ嬉しいです

…サヨウナラ」

「つなっ…!!!?」

「てめぇーが"綱吉"の名を呼ぶんじゃねぇ」

汚れる

そう言ったヒットマン様、リボーンは恐くはあったが、とってもカッコいい

「惚れ直したか?」

「……ふふっ
…そうだね、惚れ直したかも」

「かもって何だ、かもって
ああ…帰ったらきっちり消毒してやるぞ」

「…それはどうも
明日の業務に影響がないようお願いします」

リボーンの発泡音で始まった殲滅作業
そこかしこで銃声と爆音の響くなか、俺とリボーンは悠然とその場を後にした
勿論、隼人も一緒に






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