記念・企画
□ハロウィン企画
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「今日も後2時間となりました!!」
バカ広い広間に少女の声が響く
「こっからは正真正銘無礼講!!仮装して、はしゃぎまくろーーーー!!!」
「「よっしゃーー/きゃあーー!!!」」
老若男女、ほぼ全ての人が叫び、仮装をしに、どんどん広間から出ていった
イタリアンマフィアの最高峰、ボンゴレ
ただ今、絶賛ハロウィンパーティー中である
「さて、と…私たちも行こっか」
「……ああ」
ボンゴレのボス、沢田津奈も、隣にいる漆黒の青年、リボーンと共に広間を後にした
広間は先程までの騒ぎが嘘のように、静まり返っていた
""ハロウィンパーティー参加者ヘ
ドンナ・ボンゴレハ預カッタ
ダガ、12時ニナルマデ有余ヲヤロウ
12時マデニ見ツケレバドンナハ返ソウ
マタ、見ツケタ者ニハ1ツダケ何デモ願イヲ叶エテヤロウ
誰ガ一番ニ見ツケルカナ?
健闘ヲ祈ル Jack""
仮装して戻った部下達の前で、マントを羽織り、牙をちらつかせるリボーンは口を閉じる
リボーンや、部下達には、焦りの表情が…
浮かんでなかったー
「ちっ…あの野郎、ホント祭大好きだな」
「まぁ、元々お祭りは好きでいらっしゃいましたが…;」
「今は日々山を作る書類のせいなのな〜;」
リボーンの呟きに、狼男な獄寺、フランケン・シュタインな山本が口を挟む
「1日で3、4個の山…」
「1人で処理してるからね…」
「疲れも溜まります〜」
続いて口を開けたのはクローム、京子、ハル
お揃いの魔女の仮装で、姉妹のようだ
「毎日ですか…」
「僕はやだね」
「極限に俺も嫌だ!!」
「クフフフ……」
白い布を被ったお化けなランボ、黒猫な雲雀、ミイラ男な了平、マントを纏った骸が順に答える
「……骸、てめぇの仮装は何なんだ?」
「は…?…決まっているでしょう?ヴァ「「「「「「「「「ああ!ナッポーお化けか/だね」」」」」」」」」……||||」
守護者+リボーン、京子、ハルの言葉は骸の発言を遮る
全員の一致した辛辣な言葉は見事に刺さり、骸は広間の隅でいじける体勢となった
「と、こんなことをしてるうちに30分も経ってしまいましたね」
「てことはあと1時30分か…」
ボンゴレ内では見慣れた光景で、守護者達から下っ端の者達まで骸を総無視だ
いつの間にかに、鈍よりとした空気を醸し出している骸から、キノコ(明らかに毒キノコ)が生えていた
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