過去拍手
□コンビニ
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「……目、覚めちゃった…」
子供は勿論、大人も大分寝静まる夜中
そんな時間に、沢田綱吉は目を覚ました
(夜中だからリボーンも、獄寺君達も寝てるだろうし……テレビももう砂嵐だし…)
「呼んだか?」
「っ!!!?」
いきなりの声に、つい大声をあげそうになるツナ
「リ、リボーン……起こしちゃった?」
「いや……ツナ、あんまんが食べたいぞ」
「……は?今からコンビニ行けと…?」
リボーンの突拍子ない命令には大分なれた
それに、コンビニに行くくらい良いとは思う
しかし、それは朝から夕方までの間だけだ
高校生になっているとは言ってもまだ未成年(しかも、童顔のせいで中学生に見られる)
そんなツナが夜中に出歩くなんて、間違いなく補導か、雲雀に捕まるかが落ちだろう
「行くぞ、ツナ」
「え…リボーンも行くの?」
いつの間にか、いつものスーツに着替えているリボーン
「1人で行くか?」
「い、一緒に行く!!」
と、いうことで、ツナも暖かい格好に着替える
そして、なぜか帰ってきてる家光と、奈々が寝ていることを確認し、家を出た
無事、コンビニに着いたツナとリボーン
そして、コンビニの前でたむろする不良さん
(怖〜〜;;)
戦々恐々とするツナに、知った声が聞こえた
「…もしや、10代目!?」
「へ?あ…獄寺君!」
不良さん達から少し離れたところからやって来たのは、ツナの嵐の守護者である獄寺隼人
「……あ、あの…10代目…///」
「ん?なに?」
「の、ノーブラですか!!!??」
獄寺の言葉に盛大に固まるツナ
いや…固まらない方が可笑しいだろう
(あれ?俺男だよ?ブラジャー///なんて着けてるはずないじゃん!ってゆうか、何で後ろの不良さん達も目、キラキラさせて見てくんの!!?俺、男だからね!!)
なんてことを、0.5秒もかけぬうちに考えていると、数発の銃声が響いた
「…リ、リボーン、さん…?」
現実に戻ると、目の前には獄寺と不良さん達の屍
「眠らしただけだぞ」
不良共は一般人だし、獄寺はあれでも守護者だからな
と、リボーンは飄々として言う
あれでもって…獄寺を選んだのはリボーンだろという言葉は飲み込んでおく
「…ああ…まぁ、いいや……もう疲れた…」
主に心的ダメージを受けたツナに、突っ込みをする気力はなかった
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