今日は何の日?

□2月22日
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1日にゃんこ


「ツナ、にゃんにゃんするぞ★」

「……は?」

重厚な扉をバーン! と開けて現れたのはリボーン
元カテキョーで、現護衛兼恋人
彼の言葉はいつも突然だ

「え〜…と?」

「今日は2月22日、猫の日だぞ」

にゃんにゃんだぞ

そう真顔でいうリボーンにため息をはく

「…で?」

何がしたいの?

そう訊ねれば、反応がつまらないと言われる
ああ、そうだね
はじめの頃はドン引いてたもんね
ホント、慣れって恐ろしい

「まぁ、いいぞ
ここに、ヴェルデ作の1つの薬がある」

「あー忙しい忙しい!」

直ぐ様リボーンの存在をシャットアウトし、今日の分から1枚取り出す

「……」

ニヤリと笑うリボーンをちら見し、再度紙の内容を読む
そして、深〜いため息をはいた

1番上にあったのは獄寺からだった

『おはようございます!
今日も素晴らしい朝ですねVv

実は、今日明日は休みになりました!
丸々2日、リボーンさんと楽しんでください

PS
今日の分の書類は昨日のうちにすませてあります
緊急のものはザンザスに送るのでご心配なく☆』

(ご心配なく☆じゃねぇ!!!!!)

頭痛を耐えるように、頭に手をやる

「そろそろ時間だな」

「へ?」

リボーンの言葉に顔をあげた時だった

ポンッ

と、軽快な音と共に煙が包み込む

呆然とした顔のまま、恐る恐る頭に手を向ける
そして、手にあたった柔らかい感触に、思わず手を引っ込めた

と、同時にカメラのシャッター音が響く

「……リボーン、さん?」

今の音なに?
てか、この格好(触っただけではっきりとは分からないけど…)なに?

ひきつった笑みを浮かべていれば、ニヤリと笑みを浮かべるリボーン

「この薬は、1杯分の飲み物に1、2滴入れるだけで、飲んだ人間に猫耳とシッポを生やさせる代物だ
因みに、効き目が出始めるまで1時間かかるが、効果は1日持つぞ」

シッポ…

液体を揺らすリボーンの言葉に視線をずらせば、琥珀色のシッポが目に映った
1時間前…ちょうど朝食を食べてエスプレッソを飲んでいた時だ
淹れてくれた部下たちもぐるか…
思わず目頭を押さえた

「そういえば…よくザンザスが引き受けたね」

現実逃避のために、そう訪ねた






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