おまけー

「「………」」

「なんか、睨まれたような………
　俺なんかしたんかな？」

「あー気にせんでええですよ。ただの八つ当たりです」

「俺に？」

「姉ちゃんのこと気に入ってたみたいやから」

「え」

「なにがいいんですかね」

「なにがええんやろ」

「その言葉大谷さんに返します」

「それをさっきのやつに返すわ」

「「……」」


「大谷さん、元気ですか？」

「最近、疲れ気味や」

「でしょうね」

「まぁ、姉ちゃんの相手できるのは俺くらいやし」

「大谷さんにはもっとええ人おるんやないか、っていつも思います」

「そうかもしれんけど、やっぱ俺にはあいつがおらんとアカンからな」

「あれにそんな価値がありますか？」

「おう。ある意味希少価値や」





空気がとまった。

大谷さんの後ろからなにやら殺気が伝わってくる。




「あんたら〜黙って聞いとったらろくなこと言わへんな。口縫うたろかぁ！！」

「聞いとったんかい！！てか、なんで怒ってんねん。別に悪いこと言うてへんやんけ」

「だってあたしのこと希少価値とか言うたやん！
　あたしをゴリラと一緒にせんどってよ！」

「なんでゴリラやねん！」

「ゴリラは立派な希少動物です！」

「そうなんか……ってんなこと言うたらゴリラに失礼やろ」

「あたしに失礼やろ！？」

こんなアホみたいな会話を聞きながら俺は危機感を覚えた。

やっぱり、あの高校に行った人は卒業後にはこんなアホになってしまうのではないか、と。




〜End〜


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あとがき

この話はラブ★コンTWOの隆斗くん篇のその後的な感じです。
リサが可愛くなりすぎです！！
大谷さんは少し幼くなったような………

ただ、二人とも中身は変わってなくてよかったです。
なんだかんだでラブラブですよ、本家の敦リサもうちの敦リサも。