Story

□主人公一人
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「はぁ〜…」


暗闇で包まれている空を見ながら、ため息を突く少女。
十二番隊隊員・技術開発局局員、涅ペルシャ。


少女がいるのは小さな研究室。
昼間、隊員達が使う研究室とは別に、少女なりの隠れ家のような場所。

ココは、大好きな空を一望できる。
このことは隊長である涅マユリも副隊長であるネムも。
誰も知らない場所。


そこに少女は膝を折り星空を眺める。

「流刃若火・厳霊丸・雀蜂・五形頭・侘助・千本桜・氷輪丸・瑠璃色孔雀……元気でよかったネ。」
指折りながら今日逢いに行った斬魄刀の名前を言っていく。

「あ、蛇尾丸・風死・斬月……も。」

「疋殺地蔵ももちろん!」

「元気でよかった……。鏡花水月・神鎗・清虫、無事かなぁ。…愛染。どうするつもりなんだろう」

指折り数え終え、また星空に視線をやる。
今心にあるのは先日も謀反を起こした三人の斬魄刀。
それぞれのことを思い出し、不安になる。







その目に映るのは、星空かそれとも…



 






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