籠の中の紅き鳥
そ
なたは
籠
の外を知らない
零.
止まらない運命に
壱.
綺麗ならばそれでいい
弐.
私はそっと、そなたに触れる
参.
忘れてしまった、はずだったのに
肆.
きっと夢中にさせるから
伍.
けれども想いは届かない
陸.
ずっと私がついているから
気高き孤高の華
虚勢を張った心を隠して
愛を知らないそなた
何時しか愛しい存在
荒れて穏やかな海
焦がれた太陽の様に眩しい
愛などと囁くそなたは
何時からか愛しい存在
交わるはずなどないと
好いてはいなかったはずだ
愛を知った瞬間に
永遠を誓う愛しい存在
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