運命に負けられない!!2

□第四十九話
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いや、彼は違うようだ。


フェイタン。


『…。』



フェイタンside


外から人の気配を感じた。

団員達は警戒体制をとっている、が。

「(なんだか、懐かしい)」



『えー蜘蛛のみなさーん!団員サンを返しにきましたー。』


相手は呼びかけてきた。

団員以外全員で攻撃すると

ヤツは慌てるものの、ダメージは受けて居ない。




一体どんなヤツなんだ、と顔を見た、

と同時に、時が止まったようだった。


髪やおおまかな所を見ると違っては居るが…

あれは完全に、サヤカ…!

逆に他の団員が気づかないのが、不思議なくらいだ。

ウヴォーをとられた事で軽く興奮状態にあるのだろうか。


ヤツ…いや、サヤカもこちらに気がついたようだった。









フェイタンがこちらをみて固まっている。

…もういいよね。

オレっていうのも疲れたし!

旅団員たちは、見つめあっている私たちをみて

少し混乱気味のようだ。

ちょー間抜けヅラ。

『…っぶふ、あははは!!』

やべ、笑えてきた。

あ、もっと間抜けヅラになった(笑)



散々笑ったあと、

“ソウヤ”はウィッグやその他の軽いメイクを落とし

“サヤカ”となった。

『やっほーみんな、おひさー!』

「「「「「「「サヤカ?!?!」」」」」」」

「あぁなるほど、サヤカか。」

「やっぱりね。」
「なんかわかると思ったら。」
「ああー。」


本気で戦っていた7人はとても驚き、

高みの見物をしていたクロロは納得し、

女性陣3人もこれまた納得していた。


そして、


「…サヤカ…。おかえり、ね。」

『っ…フェイタン!!ただいま!!

みんなも、本当に、ただいま!!』


それぞれ、状況が飲み込めていない団員もいたが、

みんな笑顔で、とにかく言いたかった言葉。

旅団全員
おかえり







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