運命に負けられない!!2
□第四十六話
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クラピカの目は…
先ほどよりも、緋色に染まっていた。
「ソウヤ…?!何故ここに?!」
『クラピカを止めるため。』
「…ハハッそうか私は最初から騙されていたのだな。
ソウヤ…お前が蜘蛛なんて初めて知ったぞ。
最初から私を殺すつもりだったのだな!!!!
でも私はお前ら蜘蛛なんかに負けるほど弱『違う!』…」
『何勝手に言ってるんだクラピカ!!
言っただろ?オレはクラピカを止めにきた。
もうこれ以上、後悔をして欲しくないから。
クルタの人たちの、本当の気持ち、知りたくない?』
「?!」
『なんでそんなことが…て顔だな。
今日の為に作ったとっておきの念を見せてやるよ。』
「今日の為にって…?」
オレは地面に直径1mほどの円を掘った。
クラピカからの警戒は、すでに薄れてきている。
…よかった。
掘った円の中に持ってきた水をいれる。
そして、練り上げてきたオーラをそこに送り込む。
…成功してくれよっ…!!
*
「(なんて綺麗なオーラなんだ…!)」
クラピカは驚いていた。
もともとソウヤが強いのは知っている。
でも、ここまで念を巧みに使うとは思わなかったのだろう。
*
…さて。
『さあクラピカ。この中を覗いて…っ!』
「ソウヤ大丈夫か?!」
『大丈夫だから…速く!』
流石にオーラを消費しすぎたか…。
フラフラする。
でも、それより。
クラピカを助けたいから。
→あとがき
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