運命に負けられない!!2

□第四十六話
1ページ/2ページ


クラピカの目は…

先ほどよりも、緋色に染まっていた。






「ソウヤ…?!何故ここに?!」

『クラピカを止めるため。』

「…ハハッそうか私は最初から騙されていたのだな。

ソウヤ…お前が蜘蛛なんて初めて知ったぞ。

最初から私を殺すつもりだったのだな!!!!

でも私はお前ら蜘蛛なんかに負けるほど弱『違う!』…」

『何勝手に言ってるんだクラピカ!!

言っただろ?オレはクラピカを止めにきた。

もうこれ以上、後悔をして欲しくないから。


クルタの人たちの、本当の気持ち、知りたくない?』

「?!」

『なんでそんなことが…て顔だな。

今日の為に作ったとっておきの念を見せてやるよ。』

「今日の為にって…?」


オレは地面に直径1mほどの円を掘った。

クラピカからの警戒は、すでに薄れてきている。

…よかった。

掘った円の中に持ってきた水をいれる。

そして、練り上げてきたオーラをそこに送り込む。

…成功してくれよっ…!!




「(なんて綺麗なオーラなんだ…!)」

クラピカは驚いていた。

もともとソウヤが強いのは知っている。

でも、ここまで念を巧みに使うとは思わなかったのだろう。




…さて。

『さあクラピカ。この中を覗いて…っ!』

「ソウヤ大丈夫か?!」

『大丈夫だから…速く!』

流石にオーラを消費しすぎたか…。

フラフラする。


でも、それより。


クラピカを助けたいから。





→あとがき




.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ