運命に負けられない!!2

□第三十九話
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私は決意した。

家族と離れるのは、正直いって寂しい。

だけど…


それ以上に、蜘蛛のみんなが、フェイタンが、


大好きなんだ。




『お母さん、お父さん』

母「あら、サヤカどうしたの?」

父「なんかあったのか?」

『…いつも、ありがとうね!』

母「……風邪でもひいた?それかまだ、頭打った所が…」

父「まだ入院していた方が良かったんじゃないか?」

『ひっど!たまには感謝をと思ったのに。』

母「あらそう」

父「そりゃあ、お前の親だからな。」

『そっか。』

(本当に、いままでありがとう。)







あ『エイゲル、準備できたよ。』

『…本当にいいんだね?』

あ『もちろん!』




『あ、言うの忘れてたけど、
サヤカが向こうの世界に住む時に
漫画の技が使えるってのは、チートすぎるから
使えなくなるよー。』

あ『はぁ?!?!ナニソレ?!
無理無理無理生きていけない』

『大丈夫!サヤカならしぶといから(笑』

あ『………(怒』




『…サヤカ、最後に言っておくね。


貴方が今から行く世界は、住む世界は、もう"漫画"じゃない。


そして、彼らも、貴方も、きちんと存在している

"独立"した世界。』


あ『…うん。』

『だから、原作と違う、とか気にしない。
というか、違うがあたりまえ。
だって漫画とは、もう全くの別物なんだから!
思う存分、向こうをエンジョイしな!!!』

あ『…うん!!』



私はこうして、


あの、恋い焦がれた世界へと戻る。



→あとがき




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