運命に負けられない!!2
□第三十九話
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私は決意した。
家族と離れるのは、正直いって寂しい。
だけど…
それ以上に、蜘蛛のみんなが、フェイタンが、
大好きなんだ。
*
『お母さん、お父さん』
母「あら、サヤカどうしたの?」
父「なんかあったのか?」
『…いつも、ありがとうね!』
母「……風邪でもひいた?それかまだ、頭打った所が…」
父「まだ入院していた方が良かったんじゃないか?」
『ひっど!たまには感謝をと思ったのに。』
母「あらそう」
父「そりゃあ、お前の親だからな。」
『そっか。』
(本当に、いままでありがとう。)
*
あ『エイゲル、準備できたよ。』
『…本当にいいんだね?』
あ『もちろん!』
『あ、言うの忘れてたけど、
サヤカが向こうの世界に住む時に
漫画の技が使えるってのは、チートすぎるから
使えなくなるよー。』
あ『はぁ?!?!ナニソレ?!
無理無理無理生きていけない』
『大丈夫!サヤカならしぶといから(笑』
あ『………(怒』
『…サヤカ、最後に言っておくね。
貴方が今から行く世界は、住む世界は、もう"漫画"じゃない。
そして、彼らも、貴方も、きちんと存在している
"独立"した世界。』
あ『…うん。』
『だから、原作と違う、とか気にしない。
というか、違うがあたりまえ。
だって漫画とは、もう全くの別物なんだから!
思う存分、向こうをエンジョイしな!!!』
あ『…うん!!』
私はこうして、
あの、恋い焦がれた世界へと戻る。
→あとがき
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