『僕が魔族として生まれた時、貴方が抱いて下さい』
水面に寄り添う…
儚き、白蝶は。
――…宵の月を眺める
†††††
前世は人間でした。
儚く、脆く、尊い存在でした。
“生まれ変わったら魔族になりたい”…
その願いだけが僕の中で残っています。
近くって、遠い存在な貴方を振り向かせたい。
「僕の前世は人間でした。しかも青年です。青年は深く願いました…」
「な、何って?」
儚くも甘い恋愛の幕が開かれ様としている。青年の想いは通じるのか…
※血要素及び、グロい表現を含む場面があります。苦手な方は、ご遠慮下さい。
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