『僕が魔族として生まれた時、貴方が抱いて下さい』

□魔界最凶兵器
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【カギリside】


アルゼス達が出て行った後、大事な用件を伝えるのを忘れており。後を追い掛けた。
噴水前で二人が立ち止まりながら溜め息を吐いてるものだから、顔を覗かせばミヅミとゼーダが、ずぶ濡れだった。

また…
この二人は。

何をやらかしたんだ。

ハヅキがここまでのお仕置きをする痕跡を見た事ないぞ、俺。


「母様ったら、酷いんですよ!自分も幼い頃はやっていたのに私達にお仕置きしたんです…」


「あ、ぁぁ…そうか」


「あまりですわ。それは、腐れジェイド叔父様の背中に貼り紙したのは悪かったと思います。けれど…自分の娘に対して…この仕打ちは…」


鳴呼、解った。

毎回の如く、ジェイドに悪戯をして目撃されたから…

お仕置きされたんだな…
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