〜傾向〜
・黒子総受け気味?
・短い

黒子テツヤが言わなそうなセリフ


「正直、主人公ってキツいですよね」
「…は?……え?」

黒子の突然の発言に目を見開いて驚く火神、なんか唐突過ぎて色々理解出来ない。

「主人公だからって人気になる訳でもないですけど、周りの人達のキャラの濃さと顔面偏差値の高さで色々薄れてるって言うか」
「……」
「キャラ確立させるのに読書好きとバニラシェイクが好物のバスケ部部員なんてのがありますが正直甘いですよ、足りないんです」
「………」
「モデル()とか色黒歴史とか占い狂とかサイズがジブリとか突然の散髪とか。他にもエレガントヤンキーとかパイナップルとかオネェとかゲス風麻呂眉とか逃がさないぜ〜♪とか」
「お、おう」
「他にも個性豊かな方々がいる中、それでも僕は主人公しなきゃいけない訳ですよ、理不尽だと思いません?」
「…………」
「別に僕は強くてニューゲームみたいなのを望んでるんじゃなくてですね?普通にバスケと読書とバニラシェイクで青春して高校卒業後、進学か就職を考えて決めれる生活が欲しいだけなんです」

腕を組んでため息をこぼす。
普通が一番だ、普通が。
それなのに普通はやって来ないし、追いかけても捕まえられない。
追ってくるのは我が尻を狙うキセキの世代と言う名の非凡だけだ。

「とりあえず主人公変わってくれませんかね?火神君」
「…俺には荷が重すぎる、です」
「ちっ…使えませんね」
「………」

火神は天を仰いだ。
この世界は理不尽で満ちている。
あと、取り敢えずキセキはシメる。






〜完〜
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