destinys world
□力の片鱗
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〜生徒会室〜
「では、答えを聞こうか、リュイ君。」
カリアンが問う。
『答える前に、そのリュイって呼び方、止めてくれませんか。貴方にその呼び方許してませんから。』
「?そうか、分かった。それじゃあ...リューネイ君、答えを聞かせてくれるかな?」
『別に構いませんよ。』
「へぇ、てっきり嫌だと言うと思ったよ。」
『俺に否定権は無いのでしょう?』
「そうだよ。だけど、尚のこと気になるね、何故これまでその力を隠していたのかな」
カリアンは普通に話しているようだが、その目はとても鋭かった。
『貴方に話す理由はない』
リュイは、気にせず突き放す。
『話は以上ですか?』
カリアンはリューネイが答える気がないと悟る。
「...ああ、終わりだ。後、君たちには第17小隊に加わってもらう。」
『分かりました。では、失礼いたします。』
そう言ってリューネイは出ていく。