destinys world

□力の片鱗
2ページ/5ページ


〜生徒会室〜

「では、答えを聞こうか、リュイ君。」

カリアンが問う。

『答える前に、そのリュイって呼び方、止めてくれませんか。貴方にその呼び方許してませんから。』

「?そうか、分かった。それじゃあ...リューネイ君、答えを聞かせてくれるかな?」

『別に構いませんよ。』

「へぇ、てっきり嫌だと言うと思ったよ。」

『俺に否定権は無いのでしょう?』

「そうだよ。だけど、尚のこと気になるね、何故これまでその力を隠していたのかな」

カリアンは普通に話しているようだが、その目はとても鋭かった。

『貴方に話す理由はない』

リュイは、気にせず突き放す。

『話は以上ですか?』

カリアンはリューネイが答える気がないと悟る。

「...ああ、終わりだ。後、君たちには第17小隊に加わってもらう。」

『分かりました。では、失礼いたします。』

そう言ってリューネイは出ていく。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ