小説置場
□なんだかんだで、やっぱり好き。
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倉間side
久しぶりにした南沢さんとのキスはちょっぴりしょっぱかった。
「ははっ…真っ赤じゃん」
なんて、口元に笑みまで浮かべてる、余裕な南沢さん。
「うるさいですよっ!!」
そんな南沢さんにちょっとでもいいから、反抗してみる、余裕なんてこれっぽっちもない俺。
「倉間可愛い」
「なっ///」
なんて、突然言い出した南沢さん。
「ふっ…俺に口で勝とうなんて、100年早ぇんだよ」
と、ドや顔で言いくるめられた。
「ま、家行ったら、もっと可愛い顔してもらうけどな?」
「んなっ////!?」
――その後は、手を繋いで南沢さんと家にいきました――。
☆おまけ☆
手を繋いでのいつもの帰り道。
無言だった南沢さんが、
「倉間」
「なんですか??」
「一生好き」
なんて、超が付くほどのこと恥ずかしいことを、いつもの涼しい顔で言った。
やられっぱなしは、癪なので、俺は、南沢さんの学生服の裾を引っ張って、
「俺、誰よりも南沢さんが、好きです」
「っ……///」
紅くなった南沢さんのほっぺたに背伸びして、チュッと唇をくっ付けた。
end
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