狩book 連載II

□Death darkness1
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つまんねぇ...


この世界は狭くてとても窮屈だ


俺は学校の屋上からオレンジに染まる自分の暮らす街並みを眺めていた

『はぁ、だりぃなあ...』

毎日が同じことの繰り返し
いつまでこんな生活が続くんだろう

『これじゃ俺中二病みてぇじゃん笑
やんなっちゃうなあ...』



「では、貴方の望む世界につれて行って差し上げましょうか?」


いきなり背後から話しかけられ驚いて振り返ると、黒いコートを被った長髪の男が怪しい笑みを浮かべて立っていた

『...だれ?あんた』

見るからに怪しい奴...学校の関係者か?
どちらにしても今何て言って...

「貴方に相応しい世界へと..ね」

そう言うと男は指をパチンッと鳴らした
その瞬間床がなくなり体が宙に浮く



...は?

なにがおこってるんだ!?


体がすごい速さで急下降していく


俺このまま死ぬのか?

黒い何かに体がのまれ視界が暗闇に包まれる



『うそ...だろ』

俺はそのまま意識を手放した





 Death darkness

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