SHINee of STORY
□僕の好きな人 番外編
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ゆり「はじめまして。今日から皆のメイクを担当するゆりです。よろしく。」
そう言って、僕たちに笑顔を向けてくれた彼女は、僕たちの専属のメイクさんみたいだ。
僕の彼女の第一印象は“違和感”だった。
胸まである髪の毛はサラサラで、いい匂いがしそうだ。
くりくりと大きい目、ぷっくりした唇、僕の広げた手よりも小さいであろう顔。
細身で身長も高くはない。
そんな彼女はかわいいという形容詞がピッタリだ。
それなのに、彼女の喋り方は、フワフワした喋り方とはかけ離れたものだった。
外見と話し方がどうもマッチしない。
オニュ「僕はオンユです。皆からオニュって言われてます。リーダーやってます。こちらこそ、よろしくお願いします。」
ゆり「オニュね。なんか、顔と身長が合ってないね。」
えっと、僕たち初対面ですよね。
でも、なんかここまではっきり言われると‥
キー「あはは。」
ジョンヒョン「ヌナ、はっきり言いますねー。」
ゆり「あっ、ごめん。声出てた?」
オニュ「いや、大丈夫です。はは。」
笑えてしまう。
これが2人の出会いだった。