BEAST of short STORY
□Non title
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ゆりside
「ゆりー、僕お腹すいた。」
「何か作ろうか?それとも出前でも頼む?」
「んー、ゆりの手料理が良いな♪」
「わかった。じゃぁ、ちょっと待ってて。」
いつもこんな感じ。
特別何をするわけでもなく、弟が姉の家に転がり込んでいる感じ。
もちろん、キスやその先もない。
最初の頃は、もしかして私に気があるのかもなんて、夢見てた。
しかし、3ヵ月位経った頃から彼がそんなつもりがないことがわかってきた。
ヒョンスンを好きな私としては、一緒にいられて嬉しい反面、何とも思われていないため、辛くもある。