長編

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体育館に行くと何やら女子生徒がキャーキャーと騒いでいる。
なんだろう、すごく嫌な予感がする。


「生徒のみなさん、お集まりいただいて有難うございます。
実は先ほど警察の方たちが来られて被害にあった方々に事情聴取をするみたいですので、もうしばらくお待ちください」


と校長先生が直々にマイク越しに言っている。
その後ろで警察であろう人たちや、刑事であろう人たちがぞろぞろと集まってきた。


「はぁ....」

「あ、名無しさんちゃん!!」

「ん?」


いきなり名前を呼ばれたので振り返って見ると茜さんがいた。


「茜さん!!」

「!
やだーっ!!ジャージ姿の名無しさんちゃんも可愛いいいいっっ」


茜さんはジャージ姿の私を見るなり抱き付いてきた。


「ハッ!!名無しさんちゃん!この体育館には牙琉検事が居るから見られないうちに教室に戻ったほうがいいわよ!」


我に帰った茜さんはコソコソと耳元でそう言ってきた。
やっぱりそうか....  だから女子生徒たちははキャーキャー騒いでたのか....

確かに学校で牙琉さんに絡まれると更にみんなの視線がね..


「それじゃあ私、隠れながら教室n「名無しさんじゃないか!!」

「うげっ....」


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