長編

□04
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『私はっ!
私はずっとキミのことをっ!』

『....!  わかってる みんな分かってる。
私の頼もしい 英国紳士。
さようなら....エルシャール・レイ●ン....ありがとう....!』

「クレアアアアアアアア」

「姉ちゃんうるさい」

「ご、ごめん....」


とある日のお昼過ぎ、私は家で"レ●トン教授と最後の時間旅行"をやっていた。


「....うっ、うぅっ....クレアぁ....」

「姉ちゃん鼻水垂れてるから拭きなよ」

「うっ、うん....」


実に良い作品だった....。
私は翔に渡されたティッシュを一枚とると鼻水と涙を拭き取った。
私が泣き止み落ち着くと翔は鞄からなにやらプリントを取り出しテーブルに置いた。


「姉ちゃん、あの」

「?」


プリントを手に取って見てみた。するとそこには、


「授業参観....」

「別に授業参観は来なくて良いんだけど問題はその授業参観で発表する作文、なんだよね....」

「作文?」


授業参観と大きく書かれた下をよく見てみた。


「お母さんか、お父さんに感謝の作文を書いて発表しよう....ほーう。よくあるやつだね」

「その....両方とも、居るのか居ないのかわかんないから....うん」


翔は少し悲しそうな表情をしながらそう言った。


「....。翔、お母さんとお父さん以外に感謝の作文を書く人がもう1人居るでしょ?ほら、目の前に!!」


私は翔を励ます為にそんなことを言ってみた。


「姉ちゃんに書くなんて嫌だよ」


真顔でハッキリと断られてしまった。
傷付くわ...


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