その瞳に映るもの
□聖剣!?
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―…
『なんて…おいしいんだ…
毎日来てもいい?』
◆『だめっ(ニコッ』
『だって おいしいんだもん!!』
◆『ふとっちゃうよιι』
『う゛っ』
さすがに 太る という言葉には
反応する名前
名前は 心のどこかで
やっぱり 女の子だな〜っ と思っていた
『はぁー この世に 脂肪なんてもの
なければいいのにっ』
そう言いながら頬杖をつき
外の景色が見える ガラス張りの壁を見る
◆『ははっ 脂肪がないと 筋肉も
なくなっちゃうんだよ?
しかも、名前のそこにあるのは
しぼ―ガッ フゴッ』
『それ以上言うと おこるよぉ?』
名前が 余計なことを言おうとしたので
口元を押さえる
ふと、ガラス張りの向こうに
見覚えのある 影が通る
『ん? あれは』
◆『フガ??あぁ
あれフガは、ヒーロ君フガだね』
抑えられながらも
言葉を発する名前
ガラスの向こうに 街を歩いている
ヒーロがいた
『なんか いっぱい抱えてるけど…
またぁ?』
そういいながら 手を離す
◆『たぶんね(笑』