その瞳に映るもの

□日常
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絶望のあまり 床にへたりこむスピリット





スピ「あァ〜〜… 我が子とのハッピーライフが…
   見えない…見えねェよ未来が…

   マカに何て言えばいいんだ…
   マカの悲しむ顔を見たくない…」






死神「いやいや スピリット君は 今までどおり
   私の武器というコトで」





死神様の声を聞いて 鼻水と涙でぐしゃぐしゃになった顔を
死神様に向ける







スピ「!! こんな俺でいいの!?」





死神「“デスサイズ”の中で唯一
   “デスサイズ”を名乗れるのは君だけなんだから…
   誇りをもちなさい…」









その言葉を聞いて ジャスティンとスピリットが
死神様の前にひざまずく







ジャス「おお…神よ…
   なんと慈悲深き御言葉…」


スピ「ありがたき幸せ〜〜…」








死神「これからは極力死武専を離れないでもらいたい…

   それと 死武専を強化する意味で
   “デスサイズス”には
   もう一人残ってもらおうと思っとります」








死神様はじっと マリーを見る









死神「マリーちゃん 君にシュタイン君の
   ニューパートナーになってもらいたいのね」






マリー「あえ? 私?」





うるっ と涙を浮かばせるマリー





マリー「そんな…ちょっと待ってください…
   私…仕事やる気ないんです…
  
   オセニア担当を選んだのも 平和で仕事が楽だから…



   死武専勤務で忙しくなったらもっと結婚が遅れちゃいます…」










そんなマリーをなだめるように
シュタインが肩に手を置く






シュ「大丈夫… 君はついつい張り切っちゃう人だから」





マリー「言わないで…」











即座に死神様の前に現れる梓






梓「死神様…私はどうすればよろしいですか」





死神「梓ちゃんはね 視野の広さをいかして
   逃げた阿修羅の発見…
   
   それとマリーちゃんがいなくなるオセニア担当も引き受けて」









梓は了解の意をこめて頷く




梓「はい」









死神「そして ジャスティン君はね」




ジャス「……」





反応をしないジャスティン






死神「ジャスティン君?」








ジャス「……」
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