その瞳に映るもの
□前夜祭の死闘
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【死武専 地下】
―ザッザッザ
まっすぐ伸びる道を走る
ここに長くいるのは嫌だな…
すごく気持ち悪い…
マ「ねぇ、キッド君
死神様はどうやって 鬼神 阿修羅を封印したの?」
マカは走りながら訊く
キ「父上は阿修羅の皮をはぎ
その皮で作った封印袋に奴をつめこんだ…
そして父上は魂も身もこの地に根を生やし
固定して鬼神を抑えこんだ」
『皮をはぐ…
結構 こわいんだな、死神様って』
キ「奴を封印できる袋は 奴の皮が一番最適だったらしい」
ブ☆「それで死神のダンナはここを動けないのか…」
マ「でも もし 封印が解かれ
この場所から鬼神が逃げた場合―…
死神様はまた 自由に動くことができるの?」
シュ「できませんね 死神様はこの町に魂を固定し
この地と一体化したと言ってもいい
動くとなると
この地に足をつけて動くしかない
しかし…そんなことできるはずもない…」
『もし…鬼神が復活してしまったらどうなるんですか…?』
シュ「鬼神復活の与える影響は想像以上に大きいぞ…
狂気は感染する…」