その瞳に映るもの
□内部調査
1ページ/18ページ
【死武専 廊下】
静かな廊下を歩む名前
その足はどこかと
早い足取りで
…カフが言ってた
シュタイン博士が狂気に
ほとんど飲まれているというコト…
それは
マリー先生から発せられる
狂気のせいであるらしい…
それを死神様に言うべきだと
判断した名前は
デスルームへと急ぐ
【デスルーム】
◆『失礼します 死神様』
目の前の鏡で背を向けている
死神様に声をかける
すると
いつもの陽気な声で
死神「ん〜??
どうしたの?名前くん」
と 振り向く
◆『私のパートナー…
名前についてのことと
シュタイン博士、マリー先生の
コトについて話があります』
真剣な顔で
話す名前に
死神様は
ふむっ と小さく唸る
死神「話てみて」
【同時刻: 保健室】
『………生きてる』
真っ白な部屋の
真っ白な天井を見つめる私は
一言 そうつぶやく
『…また
迷惑かけたなぁ…
争奪戦はどうなったのかな…』
誰もいない部屋で
一人 言葉を放つ
体を起こすと
ベッドが キィッ と 小さく軋む
周りを見渡す
誰もいない…
シュタイン博士??
ナイグス先生??
名前???
みんなどこ…?