その瞳に映るもの

□内部調査
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【死武専 廊下】




静かな廊下を歩む名前






その足はどこかと
早い足取りで









…カフが言ってた
 シュタイン博士が狂気に
 ほとんど飲まれているというコト…

 それは
 マリー先生から発せられる
 狂気のせいであるらしい…




それを死神様に言うべきだと
判断した名前は
デスルームへと急ぐ
















【デスルーム】





◆『失礼します 死神様』




目の前の鏡で背を向けている
死神様に声をかける



すると
いつもの陽気な声で



死神「ん〜??
   どうしたの?名前くん」


と 振り向く







◆『私のパートナー…


  名前についてのことと
  シュタイン博士、マリー先生の
  コトについて話があります』




真剣な顔で
話す名前に
死神様は
ふむっ と小さく唸る





死神「話てみて」



















【同時刻: 保健室】







『………生きてる』




真っ白な部屋の
真っ白な天井を見つめる私は
一言 そうつぶやく





『…また
 迷惑かけたなぁ…





 争奪戦はどうなったのかな…』






誰もいない部屋で
一人 言葉を放つ






体を起こすと
ベッドが キィッ と 小さく軋む


周りを見渡す





誰もいない…





シュタイン博士??

ナイグス先生??








名前???


  






       みんなどこ…?
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