その瞳に映るもの
□真実
1ページ/17ページ
目の前に現れたのは
魔女 アラクネ
クロナ「ああ…あ…この人…この波長…」
クロナが 魔女をみるなりうろたえる
マカ「似てる…」
クロナ「メ…メデューサ様…」
『似てるって どういうこと…?』
◆『…彼女はゴーゴン三姉妹の長女…
“アラクネ”
メデューサの姉だよ…
似ているはずだ』
『 姉…? 』
アラクネ「マカ…ソウル…」
ソウル「…!!」
マカ「!」
アラクネ「知っていますのよ オホホ
昨日の晩 どっちが鍋のカレーをこがしたかで
ケンカしたでしょ?
あれ ソウル君の消し忘れね」
ソウル「な…!?」
マカ「何でそんなコトを…」
アラクネ「見てましたの あなた達に限らず
世界中を…何もかも―…
800年間 蜘蛛の子を散らして…
そして クロナ…
私の妹 メデューサの子か…」
クロナ「―!」
アラクネ「愉快ですわ♪ずいぶん愛されなかったみたいで
どう?私がめでてさしあげてよ」
―ガチガチガチ
震えるクロナ
それを見ていた名前が口を開く
◆『…無理ですよ
メデューサと同じで
あなたには愛などありませんよ』
アラクネ「…名前
あなたはかなり大変だったようね
見ててあきませんでしたわ♪」
◆『そりゃどうも』
険しい顔の名前…
昔、何があったんだろう…
ずっと一緒にいたけど 名前の事
あまりしらない…
アラクネ「でも、今のあなたはおもしろくないですわ
本性、現したらどうですの?」
◆『…何が?』
『ほんしょう…?』
アラクネ「名前、人のこと 言うけど
あなたがたにも
友情など、愛などの感情ないでしょう?」
―…え?