日常編

□バレンタイン
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くの一6「あっ悠斗先輩いたーせんぱーい」

走ってくるくの一

悠「うぅわ、最悪だ」

乱「え?」

くの一6「やっと見つけました。
悠斗先輩、これ私が作ったチョコなんです。受け取ってください
一生懸命愛情込めて作りました。」

悠「・・・・」

くの一6「あっあの私ずっと前から悠斗先輩の事が好きでした付き合って下さい」

乱『わっわっ告白!?わっ私此処に居ちゃいけないんじゃないかな』

悠「・・・ごめん、気持ちは嬉しいけど俺今、付き合うとかそんなの考えてないんだ
それに俺甘いの凄く苦手だし・・・だから受け取るのも遠慮させてもらうよ」

乱『えっ!?』

くの一6「今はって事は何時なら大丈夫なんですか!」

悠「え?」

くの一6「私、待ちます。悠斗先輩が付き合ってもいいって思うまでだからっだからっ」

悠「じゃぁ、聞くけど・・・俺の何処が好きなんだ?」

くの一6「えっ///あっあの、先輩はかっこよくて何をやっても完璧で
この前の合同授業で先輩凄くかっこいいなって思ってて・・・」

悠「もういいっ!やめろ!!」

くの一6・乱「っ!?」

それは凄く冷たい声で何時もの優しい声とは余りにも違いすぎて2人は凍りつく

悠「失せろ!不愉快だ。俺の前から今すぐ消えろ」

くの一6「っ!!!ごっごめっなさっ」

キツイ言葉に今にも涙が出そうなくの一

悠「消えろっ」

くの一6「っ!!」

その悠斗の言葉でくの一は逃げていく

悠「あっ!ごめんっお前がいたんだったな
見苦しい所見せて悪いな」

乱太郎がいたのを気がつき、何時もの優しい声にもどる
それに乱太郎は安心したが少し戸惑っているのが分かる

乱「あっあのっせっ先輩
あっあのその・・・うわわっ」

その時、腰を抜かしたのか
乱太郎はその場で座り込む

悠「乱太郎!?」

乱「あっすみません先輩
あっははっだらしないですね。」

悠「ごめんっごめんなっ俺怖かったよな
勝手にキレて怖がらして、俺最低だな」

乱「最低じゃないです先輩は最低じゃないです
でも少しビックリしたっていうか」

悠「・・・俺さ見た目で惚れられるの嫌いなんだ
かっこいいとか何でも出来るとか上っ面だけ評価されてるみたいで
俺自身の事とか何も知らないで惚れられるの嫌なんだよ
一目惚れとかは、心で感じるものだと思ってるから信じてるけど
でも俺に言い寄ってくる女は皆俺の表だけ見て惚れる奴ばかり」

悠「さっきの女もそう・・・俺の表だけ見て惚れて話したこともないのにいきなり告白して
全然俺の事を理解しようとしてない見ようとしてないのに
誰が告白を受け入れるんだよって思ってしまうんだ
だからあんなキツイ言い方に・・・もっと言い方があるのになごめんな、乱太郎」

そう悲しそうな顔で自分の思いを伝える悠斗
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