今日も明日も
□再会
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「先生ーっ稜先生ーっ
３時間経ったら起こせって言ったじゃないですか！
時間ですよー！？」
「･･･なんでこんなところで寝てんのこの人？」
「布団じゃ絶対起きられないって
やっぱり起きないじゃないですかー」
「駄目だよミワさん兄貴はコレじゃないと」
パッカン
「今モモ缶開けたろ？開けたよな」
「ほらね」
「あーだりィ ちっとも寝た気がしねー」
「あんなとこで寝るからですよォ
最後の背景チェックして下さい！」
「子供ってさ純粋で残酷だよね」
「はい？」
「昔近所にいた女の子がさぁ
母親が「やめろ」っつーから友達と縁切るとか言い出して
おっそろしいねぇ最近のがきんちょは
アレ？コレ８年前の話か
アレ？結局どうなったんだっけ ソレ」
「先生現実を見つめて下さい」
「完成原稿が５枚!
これからトーンが１５枚!!
先生の下絵中が１０枚!!」
「明日の昼で締切なんですからねー！？」
「本当に終わるんすかコレ！？」
「人間ゆとりってもんが大事なんだよ？
お前らみたいな大人がいるから子供が腐ってい・く・の」
「先生ちゃんとした大人はこんな指示を出しません
なんですか！？このトーン」
「感性でなんとかしてよ」
「アバウトすぎるんです!!」
「ちゃんと番号ふって下さい!」
「オメーら何年俺のアシやってんだよ」
が!!!!!!!
「あ」
「ったく･･･手伝いに来てみれば･･･
ほとんどトーン指示入ってないじゃないか!
あんたが遅いからいっつもギリギリなんだよ!!」
「「はるかさん!!」」
「ていうかお前等･･･来るならひと言･･･!」
「夜の１１寺に来いって言ったのはあんただよ
いらねーなら帰るけど」
「やだ」
「あの子は･･･？」
「ああ妹のちかと舞」
しばらく私が預かることになってね
漫画家志望だから猫の手にはなるんじゃないかと思って･･･稜とコウ君は覚えてるでしょ？」