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□眠いという衝動は抑えられない。
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眠いという衝動はおさえられない。
「ん、ちょ、…剣心…、」
「…なんでござる?」
・・・その無駄な動きをしている手を止めて欲しいのだけど・・・。
「っあ、、くすぐったいっ…。」
「んーーー。」
と言いながら、薫の体に手を滑らせてくる。
・・・貴様は、甘えん坊かっ!だけど、その感覚が何とも言えない。
まだ、寝ていたいと思ってしまう…。もう、いつもなら朝餉の仕度でもしている頃なのに。
━━━━・・
「薫殿…。」
「な、何よ?」
「…どうして、怒っているのでござる?」
「そ、それは!け、剣心がいつまでたっても、この手をどかさないからっ…あっ、んん、ほ、ほら!こうやってまた!」
「…薫殿が感じてるだけでは?」
「そ、そんなこと!」
この甘えてくる剣心が、あまりないせいか、少し調子が狂ってしまう薫。
「薫殿…、」
「今度は、な「もうすこし、このままがいい…。」」
「……うん。」
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