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□薫ちゃんの誕生日。
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---------翌日、学校。
…大体、さりげなくって……どうやるんだよっ!?
剣心の気持ちは焦る一方のようで…。
仕方ない…、直接聞くか……。まぁ、もう誕生日当日だけど…。
「薫。」
「何よ?」
---カチンっ。
こいつは、本っ当にこんな言い方しかできねーのかよっ!?
「だから、何よ?」
…っ、
「お前っ!今日の放課後空いてるよな?!」
「…だったらな、「空いてるんだな!?…今日は俺と帰るぞ。いいなっ?!お前、先約がいたとか急用ができたとかねぇーからなっ!!」」
剣心は薫に有無を言わせず、その場を去った。
薫は、はぁ?とでも言うような顔で去っていく剣心を見ていた。
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あー恥ずかしい。誘うのに、あんな言い方しかできない自分に腹が立つ。
って言うより、さりげなく言えただろうか?聞けるだろうか?
左之の言う通りにして大丈夫なのか、今更不安になってきた。
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